お客様から許可をいただきましたので、特別支援学校におけるUSB Switch(USBスイッチ)の使用レポートをご紹介します。
■使用者
- 中学部重度重複学級(脳性まひや四肢体幹機能障害など)
- 学校全体でも障害の重い生徒の学級
- 各々、視覚的にはテレビ画面等が切り替わったことがわかる
■目的
パソコンに接続し、朝の会のPowerPointを自分で進行するために使用。
加えて、iPad、Android端末と接続し、顔の前に画面を設置して画面変移したことを認識させる練習にも使用した。
<学習のねらい>
- 意図してスイッチまで手を伸ばす
- スイッチを押したことによる変移を認識する
- (可能な生徒は)キーを振り分けてスクロール等を自分で操作する
■使用した結果
パソコンと直接接続できるスイッチインターフェイスは種類があまりなく、本校でも自作のものに頼って使用していた。
このUSBSwitchでは安定して多様な媒体で使用でき、また多機能であることで、本校のどの生徒でも使用できる余地があったように感じた。
長期間、様々な実態の児童生徒に向けて使用できると感じた機器であった。
良かった点
- どんな活動にも適している大きさ
- 生徒の目に入りやすいバキッとした色合い
- パソコンに直接接続でき、キーの割り振りができる利便性
- どの媒体でも不具合等なく接続できる
- プッシュスイッチを押せない生徒には、スイッチジャックのキー割り当てを全て同じにして、引っ張るスイッチや握るスイッチなどに即座に切り替えられた
- Android、iPad、PCと多用な使用方法
- キーボードでできるゲームなどが有れば普段使用しているスイッチも併せて使うことができるのではないか
悪かった点
- 生徒が扱うにはUSB延長ケーブルが必要だった
以上、お客様からいただいたレポートを、ブログ用に編集して掲載しました。
USB Switchはシンプルなプッシュスイッチをベースにしつつ、外部スイッチ接続や入力割り当てを可能にしています。
今回の事例では使われていませんが、高度なフィルタリング機能も備えており、様々な場面で活躍する汎用性の高いスイッチ/スイッチインターフェースです。
詳細は商品ページをご覧ください。